2007-01-01から1年間の記事一覧

「 教会へ向かう 」

この夜だけはキリスト教徒になって君のために祈りたい気持ちだった教会に飾られたイルミネーションがわたしの足を止めた煌びやかな灯りに結界がありわたしを拒絶している君のためが、わたしのためだと見抜かれている偽善よりも本音をミサを続ける祈りの言葉…

「 夢の中でハグして 」

君とわたし、カウンターに並んでやっぱりビールを飲んでマスターとも話しをしてジャズがときどき二人の隙間に流れて肩にもたれたい気持ちを泡と一緒に飲み込んでただ笑いあいながら「長い夜になりますように」とこっそりと見えない神様に祈ってでも祈りは届…

「 綿菓子の優しさ 」

君の綿菓子のような優しさが心地よい酔いに誘いこのまま溶けて消えてしまってもいいと思う永遠の酔いのなかでわたしは雲になるから君を失う前にこのまま・・・ 少しはお返しをしたくて君のゆるんだ頬と白い歯を見たくて綿菓子になって君を包むべとべとになっ…

「 相反するもの 」

愛されている喜びと哀しみ愛している安心と不安いつもわたしたちの間にあったね こんなにも世の中には言葉が溢れているのにわたしのための言葉が見つからない君に贈りたい言葉は抱えていても 愛されていたい満足と不満愛していたい希望と絶望いつもわたした…

「 週末の過ごし方 」

週末帰ってしまった君からの電話を待ちメールを待ち長い週末が辛くて友達と夜の街にでていくアルコールと煙に酔いながら携帯のボタンを押しては閉じる 君、今何をしている?笑っている?不機嫌にしている?わたしを思い出している? 月明かりに照らされなが…

「 玩具じゃない 」

立て続けに煙草を吸い君の目線は窓の外へ向かいながら苛立ちを真っ直ぐにわたしにぶつける 言葉のかわりの煙草の煙涙がでそうなのを珈琲を飲んでごまかすわたし 煙草をもてあそぶ君の指をみつめながらその指に触れたいと思っていたわたしは君を愛している で…

「 捨てたいもの 」

君のもっている自由な時間をわたしに分けてほしいと携帯から頼んでみるほんの30分熱い珈琲を飲みながらこれからの予定を聞くしかなかった 長くて退屈な夜に携帯は静かなままでテレビから漏れる音とため息が部屋の中で重く混じっていく いつ?と聞けない臆…

「 その夜から始まった 」

その指が求めるから唇を君の頬に近づけた景色も凍りそうな夜に緊張した肌が温むようにわたしたちは抱き合った わたしたちの周りには、新月の闇と静かに通りすぎる風があった君の胸にkissをし君の腕に眠るわたしの耳たぶをかみわたしの肩を抱く明け方の冷え込…

「 君との再会 」

君の声が嬉しくて君の少し太った姿が嬉しくて君と会話のない空間でも君と一緒にいられる空間でただ、幸せ気分だった元気にしていたんだね思いがけない再会にただ、君の姿を目で追っていた変わらないね昔の君と重なっているのだけど君の瞳には、わたしを愛し…

「 さよならは言えず 」

さようならを言わず重たい扉の前でもう一度抱き締めて言葉にならない視線を君に送りながら狭い空間に別れを告げる また会えるその約束を胸に大事にしまい帰る道は遠く独りだけれど体に残る温もりは消えることはない 愛している小さな窓から見る夕暮れが茜色…

「 伝えられない 」

いや、そうじゃない。言いたいことは、そうじゃない。胸の中の気持ちは世の中の言葉を寄せ集めても多分、足りないのだけど伝えられない どちらが寄っていったらいい?磁石のように反発しどちらかが反転したら密着する でも、違う。微妙なズレが心地悪いだけ…

「 ほんの3分だけ 」

君の日常のなかにわたしはいない一日24時間1440分のなかでほんの3分、長いようで短い180秒の間だけでも君の見る景色の中にいられるだろうかカップラーメンが出来あがる3分後の楽しみがわたしに届いたらいいのに

「 引き出しのなか 」

右手にある小さな棚君からもらった時計が、ただ正確に時を刻んで静かに音もたてずに寝ている 腕に絡みつくことなく重く、冷たいバンド鈍く光りながら動じない小さな箱の中で無造作に横になっている 憎らしいほどに。わたしの動悸が波打つ早く過ぎ去るように

「 暮れる 」

雲の隙間から日差しを落として光のカーテンのようだその向こう側へ行きたいと冷たくなった風に手をのばしてみる枯れ葉を届ける風にもう冬は近いと知らされる光のカーテンが消えていく君への距離が近づけばいいのだけど明日また、カーテンがさえぎってしまう…

「 まどろむ 」

晩秋の日差しがカーテン越しに揺れる柔らかな雰囲気のなかでまどろみ夢をみる君がいた日差しに透けて向こう側の景色を見せて君は笑っていた遠いねここからは、遠すぎるよ

はじめまして。

今日から、独り言を並べます。 ポエムのブログになります。読んでくれた人が、自分の世界の中で想像してくれたら、 それでいいと思います。