「 暮れる 」


雲の隙間から日差しを落として

光のカーテンのようだ

その向こう側へ行きたいと

冷たくなった風に

手をのばしてみる

枯れ葉を届ける風に

もう冬は近いと知らされる

光のカーテンが消えていく

君への距離が近づけばいいのだけど

明日また、

カーテンがさえぎってしまうのかな

夕暮れは

ちょっと切ない影を落としていく