「 綿菓子の優しさ 」


君の綿菓子のような優しさが

心地よい酔いに誘い

このまま溶けて消えてしまってもいいと思う

永遠の酔いのなかで

わたしは雲になるから

君を失う前に

このまま・・・



少しはお返しをしたくて

君のゆるんだ頬と白い歯を見たくて

綿菓子になって君を包む

べとべとになって

甘いねと舐めあって

笑いあえたらいい



溶けてなくなるのはわたし

君を失うことが耐えられない

この酔いが消えてしまわないように

雲になってしまおう



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