2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「儚い聖夜を」

イルミネーションが飾られた街に 小雪の代わりに 冷たい雨が降り続けていた 濡れたアスファルトで 影も濡れ続けた よりそう肩の代わりに 壁に背中を預け やがて消えていく街の灯りを ただ眺めていた すべて濡れてしまった夜に 君の笑顔と夢の中で再会しよう …

「それでも周る」

止まってはくれない 明日が怖いと言っても 夜のままでいいと願っても このまま周り続けている 幸せなままで 笑顔のままで 温かいままで 止まりはしない 明日には希望があるから 朝には朝陽があるから このまま周り続けている 不幸なままで 泣顔のままで 冷た…

濡れた芝生の上で

聞いていた 胸に響く言葉のようだった でも理解できていなから ただ、聞いていた 足元の濡れた芝生が冷たかった 冷たさが身体中をめぐり 冷たい手は動かなかった 頬はすでに凍り 微笑むことなど出来なかった あなたの口元を見ながら だけど理解したくなかっ…