「 その夜から始まった 」


その指が求めるから

唇を君の頬に近づけた

景色も凍りそうな夜に

緊張した肌が温むように

わたしたちは抱き合った



わたしたちの周りには、新月の闇と

静かに通りすぎる風があった

君の胸にkissをし

君の腕に眠る

わたしの耳たぶをかみ

わたしの肩を抱く

明け方の冷え込みを避けるように

足をからませ眠り続ける



その夜から、

「愛している」は始まった

いつまでも眠り続ける獣になり

春が来ることなど忘れて

わたしたちは、ただ眠り続けた



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