「 新緑萌えるころ 」






注ぐ光りが眩しくて

君のシルエットも光りに溶けていく

確かに右肩下がりだった

少し襟足の髪が伸びていた


そのまま

君の姿は消えてしまった

新緑の頃

光りは眩しく

足元の影だけはくっきりと浮かぶ


生命の強さが

緑の濃さに現れている

風薫る五月に

一つ歳をとりながら

わたしだけは、弱まっていくようで

眩しい光が苦手になっていく



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