「 秋の空の瞬きは美しく 」


ふと見上げた夜空は秋になっていた
星たちが地上に近づいてきている
手元に落ちておいで
瞬く星たちを眺めてはそう思った


振り返れば
灯りも届かないコンクリートの道と
道端にある草むらからの
虫たちの悲鳴


星たちの瞬きが美しい
手の届かない星たちの灯り
見ることができたんだ
手には何も握っていないけれど


真正面には
歪んでいる真っ暗な道がある
道端にある草むらには
秋桜が咲いていた


星たちの瞬きが美しい
雲に遮られることもなく
風に流されることもなく
ひたすら瞬き美しく


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