「 一粒の雨が無数に降る 」


一粒、一粒の雨が何万粒となって

降り続ける夜に

雨の降る音を聴いては

雨の流れいく音も聴いていた

一粒が川になっていく

そんな夜に流されながら

横たわるわたしに

時だけが耳元で囁く

ほら、もう海へ近づいてきた、と。


海のなかの一粒となった雨

明日は、空へと向かうのだろうか





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