「 君と一緒に 」


君と一緒に見ていたのは

霞む夕暮れの空ではなくて

消えていく灰色のタバコの煙


涙が流れてきたのは

漆黒の夜が永遠にあけないことがなく

君と迎える朝が悲しくて


言葉は形もなく残らない

耳の奥まで届くことはできても

胸の中では消えてしまう


君と一緒に見ていたのは

オレンジ色に染まる朝焼けで

進む針を止めたい時計




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