「 君の後ろからついていく 」


溶け出す雪に
一月の光は優しい
君の背中に反射しては
空の色を写している


君の横に並ぶよりも
君の後ろ姿を眺めながら歩く
斜めになった肩の線と
背中の広さを確認しながら
君に話かける


振り返る君の瞳に
わたしがいた
そんな瞬間が愛しくて
君の後ろからついていく


まだ暖かい
一月の雪は積もれず
君の背中を濡らすだけで
私の姿を写している




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