「 泣けるほどの愛は 」


指の隙間から零したものは
君への愛なのかと
両手を見ていた


指輪の跡も消え
夏の日差しで焼けていた
欠片は何処へ


泣けるほどに
愛していた
静かな夜が永遠であれと
願うほどに
愛していた


指の隙間から零したものは
君への未練なのかと
手のひらを見た


生命線より
長い絆を探したのだけど
跡形もなくて


泣けるほどに
愛していた
夜明けなどいらないと
呟くほどに
愛していた


泣けるほどの愛は
心の隙間から零れて





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