「 大粒の雨が降る 」


夕暮になって

地面にぶるかるように

大粒の雨が降る

雨と雨の間隔は広い


君の空からも

大粒の雨は降っただろうか

首をすくめ小走りする、

君の丸まった背中が

妙に愛おしくてたまらない

君の背中で深く大きな染みとなっていく

大粒の雨が羨ましくて


温みだした空気のなかで

少しだけの冷ややかさをもって

大粒の雨が

地面で跳ね上がっていた



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